空想ノンフィクション

音楽レビューや世間話など。

「けものフレンズ2」10話の感想:そうきたか!の連続、急に増えた設定

10話、見ました。

これまでで一番面白い、かも。

1~9話分の情報量=10話の情報量くらいあったよ。

ということで今回も感想・考察を書かせてもらうよ。

 

(これまでの感想などはこちら)

 

goodmusicthing.hatenablog.com

goodmusicthing.hatenablog.com

goodmusicthing.hatenablog.com

 

さて、時系列順に感想と考察を述べていきます。

 

ゴシックロックは何を示唆しにきたのか

・キュルル一行がスケッチブックを探すためにバラバラに分かれて

 行動しだす。夜に単体行動危なくない?

ゴシックロックが登場。

スケッチブックを渡し意味深な告げ口をする。

「「お前はヒトだな」」
「なぜおうちに帰りたいのだ?」「おうちに帰ったところでどうなる」
「そこにはいったいなにがあるのだ?」

キュルルが自信なさげに、僕にとっての大切な何かがあるかもしれない…

というと

「そもそもないのかもしれない」

「いずれあったが、消されたのかも」

「後ろに道がないなら前に進むしかない」

と言い去っていった。

いったい何のためにそんなことを言いに来たのだろうか?

おそらく「おうち」が存在しないことを示唆しているのか、

またはキュルルへ葛藤を生れさせようとしているのだろう。

では、そもそもゴシックロックは何者なのか?

9話の引きを見るに、キュルルをずっと観察(監視?)しているようにみえる

いったい何が目的なんだろうか?

そこらへんが最終話までに明らかにならないとただのちょい役になっちゃうね

ちゃんと明かされることを願って、次。

 

リョコウバトやホテルについて

・リョコウバトの登場は好きなフレンズのひとつのなのでうれしい。

 ダークな歴史を持つ動物なのでそれも魅力ですね。

dic.nicovideo.jp

・さて、一行はホテルへ。

 カラカルサーバルどうやって海上まで行ったの?

 そもそも入り口はどこなんでしょうか

・ホテル従業員であるハブとブタ、支配人であるオオミミギツネ登場。

 ここにも支配人⇔従業員という支配構造がみられる

 「役割を演じるフレンズ」…その役割はヒトから与えられたものなのか?

 だとしたら沈んだ施設で働いていたフレンズは…

・リョコウバトが変わり種のホテルです、というが

 ジャパリパークにはホテルがほかにも点在しているということか?

・これだけ広いホテルに3フレンズだけ、というのも不自然ではある

 

リョコウバトでもいけない場所にヒトがいる=ヒト月移住説が濃厚

リョコウバトは渡り鳥であらゆる地を飛ぶ生き物だったということは…?

ヒトの居場所=月説は有力説ですよね

軌道エレベーターのようなものもこれまで見えていたし

イエイヌの語りシーンでも月が映されていました。

かばんがまだジャパリパークに居続けるのも納得できる説です。

お土産屋さんのぬいぐるみの数=レッドリストのレベル

この説をTwitterで見たときはハッとしました

なるほど確かに…けもフレ2のこれまでで一番演出が凝っているシーンだと

思います。

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お土産屋さんのぬいぐるみ、種類によって数が違う

それにしてもハブが無邪気でかわいい

特段魂がこもっているキャラクターだ

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ハブはもっと動いているところがみたいキャラクター

あと、オオミミギツネに

「このぬいぐるみもしゃべるのー?」は

煽り能力高すぎて爆笑してしまった…一人深夜4時に

 

スイートルーム

・スイートルームに連れていかれたご一行。

 一瞬風〇店かなにかかと思うような部屋模様に見えた。

 そして躊躇なくはしゃぎまくるサーカラ。

 それに怪訝な表情をみせる支配人に怖さを感じる

 (キツネ系フレンズは皆知能が高いようだ)

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いかがわしいホテルだとかふたばちゃんねるでは言われてた

・リョコウバトさんに絵を描いていただけませんか?と言われ

 了承するキュルル。まるで流浪の絵師みたいだ。

 

アライさんとフェネック、そして疑似フレンズセルリアン

・アライさんとフェネックが10話になってようやく登場

 ダブルスフィアと声優が一緒というのも不思議な感じ

 それもあってか、アライさんの声がちょっと変わったね

 でさ、アラフェネは一期のころを記憶しているのか?同個体?

 かばんさんとはどういう関係なのか?関係は続いているのか?

・「わたしたちフレンズにそっくり」なセルリアンが一部のフレンズで

 話題になているというアラフィネの報告

 カバンと博士たちによると、人の想いが宿るものに反応して

 セルリアンができるそう。ここにきて初耳情報。

 キュルルが描いた絵に書かれたフレンズがセルリアン化して

 各地のフレンズのコピーを生み出して襲っている。

 (ただ、すべてのセルリアンは倒されている。)

 助手型セルリアンが発生するもアライさんがワンパンで倒す

 これ、簡単にセルリアン倒せちゃうなら

 最終回どうやって盛り上げるんだ…?と思った。

 いや、ずっと思ってるけど

・思い入れが強いものほどセルリアンは強くなる(これも初耳だが)

 ということはサーバルカラカルが異常な強さで襲ってくるわけだな?

 ワンパンじゃ無理だろうし、どうやって戦うのか

 予想としてはキュルルの知恵でセルリアンを罠にはめる、とかかな。

・リョコウバトさんにフレンズ集合絵をプレゼントするキュルル。

(リョコウバトに渡しても困惑じゃない?とも思う)

 これは…そういうことだね?11話あたりに集団で攻めてくるんだな?

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キュルルが書いたフレンズの集合絵

キュルル、錯乱す

リョコウバトさんに、ヒトがいたところは思い当たらないといわれ

「おうち」が見つからない不安からか錯乱し飛び出してしまう

たしかに、これはつらいね…帰る場所がないのは…

(かばんさんに聞けば解決しそうだが…それは最終回までに明かされる?)

で、そんなプロペラの上までどうやっていったの?

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プロペラの上にたたずむキュルル

ここにサーバルが来て心配して声をかけるんだけど

錯乱したキュルルは上手く気持ちを返すことができず、

サーバルに強く言い返してしまう…そして

足を踏み外して沈んでいく…いやこれ死ぬで?₍生存してるけど₎

 

総評

けものフレンズ2の中ではかなり良かった。

10話は展開や新情報てんこ盛りで面白かったし、

出てくるフレンズもキャラがよかった。

ただ、10話になって急に新情報が増え話が加速したから

そこに違和感を持つのは仕方ないことだろうと思う。

伏線ももっと小出しに出しておけば10話の展開にも

より「なるほど!」となるんだけどね…そこは足りなかったか。

 

あとキュルルのキャラクターも9話あたりからやっと見えてきたよね。

どんな性格をしているのか、何を考えているのかがうまく描けていなかった

8話までと比べて、

9話のカラカルの喧嘩や10話の葛藤から「小学5年くらいの生意気な子供」

みたいだなと思ったよ。 もちろん悪い意味じゃなくてね。そう思うと、

会話でのけんかやちょっと横柄な態度とかもなっとくいく。

 

10話に並んで最終回まで怒涛の情報量でまとめてくるんだろうな。

残りの11話と12話、この広げた風呂敷をどこまでたためるのかが

ポイントだと思う。期待はしたい。

それでは。

 

一応総評はこちらに

goodmusicthing.hatenablog.com