空想ノンフィクション

音楽レビューや世間話など。

俺はPELICAN FANCLUB と MONO NO AWARE を推していく

私は普段からアーティストをだいたい聴くことにしているのですが

その中でも

ズバリこれからの進化に期待できるアーティストを

ゆるく紹介したいと思います。

 

PELICAN FANCLUB

2012年に結成し、インディーズで徐々に実力をつけ

2018年11月7日、ついにメジャーデビューするバンドです。

まずは彼らの代表曲と言えるであろうこの曲を。


PELICAN FANCLUB - Dali (MV)

独特でいい意味で美しく狂っているように感じられます。

 

バンドの公式ホームページによると

シューゲイザー、ドリームポップ、ポストパンクといった海外音楽シーンともリンクしながら、確実に日本語ロックの系譜にも連なる、洋邦ハイブリッドな感性で多彩な楽曲を生み出す。

とあるようにルーツは多彩で

洋楽と邦楽のハイブリット加減が私にとってはピッタリです。

なかなか今の邦楽ロックシーンにこういうバンドは少ないんじゃないでしょうか?

さすがUKProject(レコード会社)なだけあると思います。


PELICAN FANCLUB - 記憶について(MV)

 

そんなPELICAN FANCLUBがメジャーデビュー、と聞いたとき不安がよぎりました。

メジャーデビューして作風が変わるアーティスト、という前例が多くあるのです。

売れ線のためにイメージを変えたり

曲調を明らかに流行にのせるという変化はよくあることで

それで実際売れるならいいのですが、売れなくなっていくアーティストの方が多いのが現実です。

 

ただ、そんな不安もメジャー作からのPVを見て吹き飛びました。

www.youtube.com

メジャーデビューとして最高のスタートですよ、これは。

(あえて不安要素を上げるとしたら、最近の女性受けしそうなビジュアルを

強調して売り込む方向に行かないかどうか、くらいです。)

新作アルバムが楽しみです。

 

YouTubeのコメントに「1世代前の雰囲気」とあってたしかになと思いました。

70~80年代回帰的なポップスやストレートなハードロックバンドなどが

メインのシーンにあるなかで

この作風は2010年代バンドとしては珍しいと思います。

これからも自分たちの音楽を探求し続けてもらいたいです。

 

ちなみに私は「説明」という曲がお気に入りです。

シャウトが印象的な曲で、すこし驚かれるかもしれませんが。


PELICAN FANCLUB - 説明(VR360°)

 

MONO NO AWARE

2013年結成の4人組バンド。

インディーズでむくむくと頭角を現しています。

 

まずはイメージをつかんでもらうためにこちらをどうぞ。


MONO NO AWARE - イワンコッチャナイ(OFFICIAL VIDEO)

なんか癖になってくるリズムと歌詞ですよね。

 

P-VINE(所属のレコード会社)の公式サイトによると

バンド名のごとく曲ごとにその曲調は大きく流動しつつも、
一筋縄ではいかないメロディラインと
言葉遊びと独特のリズムに溢れる歌詞で
どの曲も喜怒哀楽では測りきれない感情を抱かせる。

とあります。

サウンドnever young beach のように

どこか懐かしい音とメロディを持ち合わせながら

どこかトリッキーな、そして愉快な言葉まわしとリズムで

聴く人を引き寄せていきます。

 

私はP-VINEの公式YouTubeで上記のPVを視聴し好きになったのですが、

同収録アルバムからこちらの曲もPV制作がされています。

去年米津玄師がツイートされていたことで少し注目されました。


MONO NO AWARE - マンマミーヤ!(OFFICIAL VIDEO)

PVから曲から遊び心満載ですね。

 

では、少し雰囲気を変えて。

今年リリースされた「Tokyo」という曲を取り上げましょう。


MONO NO AWARE - Tokyo [Official Music Video]

 「東京」と名の付く曲はたくさんありますが、

こちらの「東京」は彼らの故郷、八丈島が舞台になっています。

たしかに、八丈島のような離島も東京そのものです。

これには一本取られた感じがしました。

 

今年リリースしたアルバム「AHA」はオリコン88位。

フジロックやりんご音楽祭などフェス出演経験もあり、

これからの伸びに一層期待できます。

(来年くらいにはメジャーデビューかも…)

 

おわりに

これまで2つのアーティストについて、だらだらと書き連ねてきましたが

実はどちらのアーティストもライブに行ったことがないんですよね…。

PELICAN FANCLUBなら11月のライブに行けそうなので、

このブログを書いた機会に行ってみようと思います。

 

推しのアーティスト自体はもちろんありませんので、

これからもいいアーティストを紹介できたらと思います。

 

ではまた。